前のページへ

次のページへ

髭の住まいづくり報告  - T邸(山口県山口市)-

完成!

2015.10吉日

20151006_1790047.jpg秋晴れの清々しい日、お引き渡しが漸く叶いました。静かな住宅地の路地の奥、一番袋小路の土地に建つご夫妻と2人の子どもさんのための住まいです。西面のファサードは、通風のための窓以外は壁で閉ざされた佇まいですが、南側に回れば、日射取得用の大開口とそれを夏場に守るような大きなウッドバルコニーと深い軒と言う構成になっています。南面傾斜の片流れ、シンプルな形はコストパフォーマンスと将来の創エネを目論んでの事。西から入り、プライベート空間は南東へと広がっています。ビルの3階くらいの高さに匹敵するウッドバルコニーからの眺望は、将来的に建て込んでも遜色無く残されていきます。そちらに向けて、視野を思い切り向ける事は、家族の明るい暮らしのための設えとしてはうってつけでした。南面の庭は、リビングから続く子ども達の絶好の遊び場です。1階はLDKと水回り、それに小上がりの和室が一つ、2階はセンターの大きな吹き抜けの両側に主寝室と子ども空間と言う構成です。


外観ウッドデッキ玄関ホール洗面コーナーキッチンリビングPCコーナー半埋め込み床置きエアコン半埋め込み床置きエアコン ガラリ和室

例年より長い梅雨にも負けず、工事が順調に進んでいます

2015.07.23

外観が見えてきました

41T邸20150723_1705492.jpg外観のイメージも整い、現在内装工事が進んでいます。写真は西側のアプローチからみた表情です。右手が真南に当たり、ウッドバルコニーと深い軒が見て取れます。南面傾斜の片流れ屋根は将来電池パネルや集熱パネルを載せる為のフォルムです。南面はとにかく眺望と採光を取り入れる為に大開口になっていますが、この西側には遮熱タイプのガラスを入れた最小限の窓が開いています。内部では、階段がらみに取った書斎コーナーや、小上がりになっている畳部屋など、盛りだくさんな内容となっています。

子どもさんの送り迎えでよく現場に来てくださるという住まい手さんは本当にこの住まいを待ち望んでくださっているという実感があり、こちらもそれに十分応えるべきと襟をただします。完成の日が待ち遠しいです。


2015.06.29

外装工事が始まりました。

41田中邸20150629.jpg外装板を張り始めて、何となく外観のイメージが見えてきました。南面片流れのシャープな屋根の線が印象的です。右手に見える2本の独立柱がエントランスのポーチです。弊社の作る住まいでは、玄関前にかなり贅沢なポーチを取るようにしています。小さな規模の住宅でも、傘の折りたたみは玄関の外で行いたいもの。雨の日は子どもさんの遊び空間にもなりますし、木製の気密ドアを玄関で使う以上、極端な雨かかりは避けたいという想いも具現化しています。

写真は敷地の導入部ですが、西面なので通風以外の開口部はほとんどありません。向かって右側に回れば、眼下に幹線道路が広がり、南面のウッドバルコニーからは、遠景まで視界が広がる眺望が愉しめます。梅雨の雨間をぬっての仕事、仕上げまで急ピッチに進んで行きます。


上棟!

2015.05.19

5月吉日、上棟しました!

41T邸20150529_1642984.jpg小高い住区の旗竿敷地に建つT邸は、ご夫婦と二人のお子さんの為の住まいです。住区のちょっと奥まった場所に建つのですが、南東の幹線道路が大きく視野を開放してくれている為、南面のウッドバルコニーからはスカっと抜けた風景が半永久的に観れるという計画になっています。片流れ、一部吹き抜けの総2階というシンプルなプランはご夫妻と検討を重ね、ご予算、パッシブデザインの要素を最大限に引き出せるようにと導かれたものです。
さほど遠くない場所に仮住まいされているご家族は、毎日の保育園の送迎の度に現場の進捗度合いを見上げて楽しまれているそうです。しっかりとした軸組の構成はほぼ終わり、補強金物が取り付けられ、間もなく断熱気密工事が進められます。


着工

2015.04.22

基礎工事が進んでいます。

41田中邸_着工.gif山口市内のT邸が着工し、基礎工事が進んでいます。
コンクリートが打たれてしまえば見えなくなる部分ながら、毎度、この職人さんの丁寧な仕事に感嘆します。
ものづくりとはこうでなくては、と思う瞬間です。


41