髭の住まいづくり報告 - S邸(山口県下関市)-
完成!
2016.03.15
一昨年11月、山口県宇部市で行われた作業科学セミナー全国大会の特別講演で登壇した際、セミナーに参加されていた奥様とのご縁でこの工事は進められました。工事期間中、念願のお子さんも誕生され、ご夫妻とお子さんのための新居が完成です。
周囲の街区はすでに年数が経ち建替えも目立ってきている様子です。南北に長い土地の北側に建物を寄せ、南側には車庫と家庭菜園をとり、日射取得を半永久的に期待するというプランにしました。
南面大開口は深い軒やウッドバルコニーで夏場の遮蔽を試み、ウッドバルコニーは弊社の20年来の定番のディテールです。風で洗濯物がよく乾き、下から見上げるとクローズしているが横からはシースルー、2本の柱により深い軒を支えています。吹き抜け高所のハイサイド窓の手入れはウッドバルコニー側からアクセス可能など、利点を幾重にも重ねたウッドバルコニーとなっています。
前面道路側の土地は、これから車庫と家庭菜園として整備されていきます。
こういう南面開放はプライバシーの確保が難しいのですが、奥行きと整備されて行く菜園などで視線を交わす計画です。
オープンハウス開催
2016.02.21
オープンハウスが行われました。南面の大開口から、眩しいくらいの太陽光が差し込み、床面を暖めてくれます。エアコンがまだ完備できていなかったのですが、口々に「暖房入ってないんですか!?」と言ってくださる程、暖かい空気がながれていました。
大きな吹き抜けをもつS邸。この日の計測では床面と吹き抜け上部の表面温度差が1℃以内。「2階に上がってもどこまでも空気が同じ感じ!」とお客様の声。今後この性能が快適な住まい環境となって行きます。子どもさん達も上から下まで隅々探検して、楽しげに過ごしてくださいました。
無事つつがなくオープンハウスを終えられました。間もなくS邸にも暮らしの火が灯ります。
棟上げ
2015.11.09
この日は生憎の雨まじり。雨間を縫いながらの作業となりましたが、若手の多い大工さん集団でテキパキと作業は進められ、無事上棟にこぎ着けました。
S邸は分譲宅地の一角に南面採光のコンパクトで熱効率の良い快適な住まいを目指します。南面道路で駐車場と小さな畑を前面に配して、南向きの大開口リビングと大きな吹き抜けを持つ間取りとしました。
雨の中、楽しみにお二人が現場を見つめておられる姿は、一日も早く新居に移っていただけるように頑張らなければ行けないなあと気持ちを新たにさせられました。
地鎮祭
2015.09.28
雲一つない秋晴れの中、地鎮祭が挙行されました。ご夫妻のご両親も駆けつけられて、立派な地鎮祭となりました。
ご夫妻とは、昨年11月の作業療法学会での私の特別講演(詳しくはコチラ)をお聞き下さったのがご縁でした。色々な機会が、また新たなご縁を作ってくれる、感謝感謝です。
施工担当は、福岡のM建設。八幡西区で工事が始まっているN邸とともに竣工までのパートナーシップを組みます。
着工準備が整いました。
September 2015
関門海峡にほど近く、潮の香り漂う閑静な住宅地に建つS邸。
完成イメージも共有でき、いよいよ着工です。
新しいご家族の誕生が待たれるSご夫妻。
この住まいも、お子様の成長を刻み込みながら、ともに育まれていけば幸いです。