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  快 適 空 間 創 造 会 社


年末.ai

デマを信じないで!

 新型コロナウィルスの感染拡大により、巷では色々な情報が飛び交っています。感性予防の観点から、「出来るだけ密閉空間で沢山の人が集まるシチュエーションをつくらないように」という話がありました。
そこから派生し、昨今の高気密高断熱の家は感染リスクが高いのではないか!?いうような話題を耳にするようになりました。

空気は簡単には動かない…

 昔ながらの障子襖の多い家に暮らす人が「うちはスカスカの家だから、換気はバッチリ!」と冗談を言いますが、これはイメージのお話で、現実とは異なっています。空気というのは案外重たく、団子になってなかなか動かないのです。スカスカな家は、外皮の部分で空気の出入りが頻繁で、熱ばかりを失い、空間の空気を入れ替える装置がないので、室内の空気は淀み、換気のできないリスキーな家ということができます。

気密性能は、室内の空気を新鮮に保ち、換気を計画的にするための必須性能

 コップの中の液体を、ストローで吸い上げようとした時、途中に穴が空いていれば液体は上手く上がってきませんよね。
つまり住まいも、内と外の外皮の部分が穴だらけ、隙間だらけであれば、好き勝手に空気が出入りして、肝心の内部空間の空気が交換できないと言う事になります。換気システムが有効に動いていない空間、スカスカで気密性能がない空間でCO2濃度を測定すれば、そこに居る家族の人数に応じて、どんどん濃度が上昇していくのがわかります。

しっかりと正しい情報を

 社会不安から様々な情報が溢れていますが、感染予防から言う密閉空間と、高気密高断熱住宅の空間とはまったくの別物という事がわかっていただけましたか?
ストローの例え話をしましたが、入口と出口がコントロールできての換気です。
「空間」と言う意味においては、新鮮空気に常に満たされる「換気」が有効に出来ているか否かと言う部分が非常に大切です。