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髭の住まいづくり報告  - F邸(山口県山口市)-

福永邸外観2.jpg

F邸完成報告

Ua値0.38。弊社オリジナル開発のPJパネルを採用したスタンダード仕様

久しぶりの山口市でのお仕事である、F邸が完成しました。F邸は萩市の工務店勝田組(KATSUDAGIMI)さんとの初コラボ。
Fご夫妻とは数年前に宇部でお受けした、とある学会の講演がきっかけでした。弊社の見学会にも顔を出され、夢を膨らませて本日この住まいと結実しました。隣にはおばあちゃんのお家があり、敷地続きにある幹線道路から少し低くなった土地に建つF邸は、ご夫妻と可愛らしい3人のお嬢さんのための住まいです。限られた規模の中に、ご家族の想いを沢山詰め込みました。

ガラリ.jpg台風時期など被害が想定されるこの地域の窓には、飛来物対策を兼ねた西陽除けの鎧戸(よろいど)を設えました。上下の鎧戸は連結していて、スライドレールでつり下げてあるので下の鎧戸をハンドルをもって左にすべらせると、上の鎧戸も一緒に動いてくれます。工務店の普通の建具屋さんで作ってもらえる範疇で、修理や交換も作り手で出来ことを考えました。デッキ.jpg開いている時も、閉じている時も金物で煽り止めをして風などでぶれたり動いたりしないようにしてあります。
同様に、リスクの大きいと考えられる窓に対しても鎧扉(よろいとびら)を設けました。ダイニングのピクチャーウインドウは、パタバタと横の鎧扉を折り返すと、ガラスを覆ってしまいます。ウッドデッキに続く大開口には、袖壁に雨戸状の引き戸を設けています。


玄関ガラリ.jpg

玄関ガラリ戸

視線は遮り、空気は行き来する羽根の役割を果たす。

光のボイド.jpg

光のボイド

上部のハイサイドから優しい自然光を取り入れる
住まいがちょっと豊かになる空間。

ピクチャウィンドウ.jpg

ピクチャーウィンドウ

額縁の中の一枚の絵のように
移り行く四季折々の風景を切り取る窓。

吹抜.jpg

リビング吹抜け

家族の気配を感じながら暮らす。高性能だからこそ、ここまで開放的な空間でも、温度差は極めて少ない。

ダイニング2.jpg

ダイニング

お子さんの顔を見ながら家事をする。
ダイニングの一角のデスクトップカウンター。

キッチン1.jpg

キッチン

弊社オリジナルキッチン。
作業のことを考慮してシンク下はオープンに。

子どもスペース.jpg

子どもスペース

成長に応じて可変的に利用していく子どもスペース
窓の位置、照明、電源なども先を見据えた計画に。

書斎.jpg

書斎

イメージは漫画喫茶の個室ブース。
掘りごたつに畳敷きという最高の空間。

内窓.jpg

吹抜け窓

書斎からの住まいの中の窓。
個室にいても家族の気配を感じる事ができる。

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